クラスメイトはどんな感じ?

私のクラスメイトは約20人。選択授業で他のプログラムの人と一緒になることもよくありました。

前にもこのブログで何度か書いたかも知れませんが、国籍についていうと、スウェーデン国民は1割程度。他は、ドイツ、オーストリア、アイスランド、フランス、チェコ、ギリシャ、イラン、ヨルダン、エジプト、エクアドル、ブラジル、メキシコ、中国、台湾、オーストラリアなど(誰か忘れていたらごめん!)とにかく多数派がいないほど多国籍

年齢は、入学時で22歳から35歳と割とバラバラでした。また、2回目の修士だったり、既に結婚していたり、子どもがいたり、とキャリアも人それぞれでした。22歳で私も入学したわけですが、クラスで同い年だったのは2人ほどでした。

年齢やレールに乗ったキャリアプランって日本だと気にしがちだけど、こんなにバラバラだと気にする必要もない気がします。

また、意外にも学士や以前の修士の専門もバラバラ。地域デザインや都市計画といった都市デザインに近いことを既に学んだ経験がある人も何人かはいました。しかし、建築デザインや建築工学、ランドスケープを専門としていた人も多く、私もその1人でした。中国やブラジルなど国によっては、学士を終えるのに5年かかりその間に建築もランドスケープも都市計画も全部勉強するそうですが、特に都市デザインを勉強したいと来ていた人もいました。さらには、学士では美術を専攻していて建築系には何の知識もない人もいたので、勉強したい気持ちとポートフォリオがあれば受験は不可能ではないはずです!(もちろん細かい条件はご自身でご確認ください…)



SUDesの授業形態

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まず、グループワークは多めだと感じました。デザインでも現地調査でも、コンピュータシミュレーションでの実験でもフィールドワークでも、とにかくグループでの活動が多かったです。最初の頃は、グループワークの多さ疲れていましたが、だんだんとグループで自分の力の発揮できる位置などがわかるようになったのも、この授業の仕組みのおかげだと思います。

また、プレゼンテーションも結構な頻度であったので、プレゼンに苦手意識の強かった私には最初の頃から結構辛かったデス。唯一の救いは、ほとんどの授業がコロナ中はオンラインで行われ、プレゼンもほとんどオンラインだったこと。(本当はあまり良くないけど!)ノートを見ながら話せるし、相手の目がそこまで気になることなく話せることで生き延びました。

科目によって、授業形態も変わるので詳しくはそれぞれの科目について書く際に、詳しく書こうと思います。



成績は点数がつかない?!

SUDesの成績は点数ではつかず、合格もしくは不合格のみです。ルンド大学の建築の学士と修士を取るプログラムの友人によると、デザインの科目を点数で測ることは難しいため点数がつかないとか。

正直、真面目に授業を受け、指導をちゃんと聞き、向上心がある程度あれば、そう簡単に不合格にはならないプログラムだと思います。(それでも、論理的でも何でもないデザインをプレゼンしてどうも最初のデザインでは不合格だったような人も多少いましたが。)

そのため合格するのは難しくないものの、審査官として来る建築家や教授たちを論理的に納得させるプレゼンができないと、結構厳しいことを言われるので毎回びびってました。自分の前にプレゼンする人が厳しいこと言われてると特に怖かったー。

また、点数がつかないので自分のレベルを測るものがハッキリとせず、ちょっとモヤモヤしていました。



都市デザインを研究するのは就活では有利?

まず、欧米や日本以外のアジアの国々に比べると、日本では都市デザイナーという職業や仕事・ポジションはあまりないというのが私が日本で就活をしてみてわかったことです。そりゃ土地や福祉の考え方が違えば仕方ないことです。なので、正直、このプログラムで習った都市デザインや考え方を日本で活用するとなると、かなりの大手設計事務所を目指すか(結局ほとんど海外のプロジェクトだけど…)ソフトよりのベンチャー企業を目指すか(海外のようなマスタープランなどはない…)志高く自分で事務所でも持たない限り難しい気がします。もちろんデザインの考え方は通用すると思いますが、ヨーロッパにたくさんあるような都市デザイナーの仕事はないので有利とはいえないかもしれません。

また、都市デザインと都市計画では勉強することが違うので、特に日本の土木インフラ中心の都市計画の職種は務まりません。まちづくりや、ソフトウェアやハードウェアを切り離してしまっている時点でこのプログラムを生かした日本での活躍は難しいと個人的には感じました。(就活中、説明会などで話をしていて私が感じたことなので、実際はもっと選択肢があるのかもしれませんが。)



このプログラムを終えて思うこと

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まず、就活で有利かどうかなんて書きましたが、正直、大学院は学問研究するところなので、就活でどうこうももちろんどうでもいいとは言いませんが、心から知りたい、研究したい!って思うものを研究しないと内容も濃く課題の量も多いので、ただただ苦痛でさらに留学となると病んじゃう気がします。

そして、このプログラムを終えて私にとってよかったことは、毎日の街を見る目が変わり、「この場所がこうデザインされてるのはきっとこういう考慮からじゃないかな」「もっとここがこうなれば過ごしやすいのに」っていう観察力を得たことです。ただ散歩やドライブしているだけで楽しいくらいです。このモノの見方や考え方、プレゼンやグループワークでの経験、そしてこのプログラムでのさまざまな出会いは一生モノだなって思えます。

何だか真面目すぎて恥ずかしいというか気持ち悪いというかブログの最後に書くことかって感じですが、(ブログを書いている深夜のノリで)今しかこんなに語れないと思うので書いときます。



最後に…

いかがでしたか?

今回は、北欧スウェーデンに留学した私が学んだ都市デザイン学のコースについてご紹介しました。

この記事でご紹介したポイントは、留学先を探すとき、別分野のプログラムについても、可能な範囲で調べてたり考えてみたりすると、留学してからのギャップも少なくより研究したいことに没頭できると思います。

ぜひ留学先を考えるときの参考にしてみてください。それでは!