海外に住むと多かれ少なかれカルチャーショックを受けることってありますよね。私は大学時代4年間イギリスに住んでいたこともあって、正直そんなにカルチャーショックはないだろうと高を括っていたのですが、同じヨーロッパでも私はスウェーデンに2年間生活して驚くことがたくさんありました。そのひとつがスウェーデンの集合住宅での洗濯事情です。

この記事では、これからスウェーデンに住む予定の方やスウェーデンでの生活に興味のある方にむけてスウェーデンで私がカルチャーショックを受けた洗濯事情についてご紹介します。


はじめに…

この記事は、スウェーデンに2年間留学していた私の経験をもとに書いています。たった2年間の生活なので知らないことのほうが多いかと思いますが、これから留学される方には参考になると思います。


この記事の目次

  • スウェーデンの集合住宅では共用ランドリールームが当たり前⁈
  • ランドリールームの予約は争奪戦。
  • 洗濯の予約がスウェーデン生活を支配している⁈
  • やっぱりそんなに綺麗じゃない共有ランドリールーム
  • 忘れものに細心の注意を要する共有ランドリールーム
  • 洗濯のプライバシーは何処へ。 
  • 良いところ①:騒音と時間を気にしなくて良い!
  • 良いところ②:洗濯機と乾燥機が完全装備で最強!



スウェーデンの集合住宅では共用ランドリールームが当たり前⁈

まず、私が驚いたのはスウェーデンの集合住宅では共用ランドリールームが一般的だということです。

私はスウェーデンにいた2年間はずっと大学寮で生活していたので、はじめは大学寮だからこういうもの、仕方ない、という風に思っていたのですがそれは違いました。どうやって知ったかは追々説明します。

私の大学寮では1階(半地下のようになった0階)にランドリールームがありました。ランドリールームには洗濯機と乾燥機、アイロン代が用意されており、洗剤などは自分で持ち込むルールでした。大学寮によっては洗剤が混ざらないように決められているところもあったみたいです。肌に合わないとどうするんだろう…と思います。清掃は大体1週間に一回業者の方が来て行われていました。


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書いてあるスウェーデン語さえ読めずに不安になって、調べるために撮ったこんな写真ばかりたくさんあります。



洗濯洗剤について

私は、ViaやA+などの液体タイプやボールタイプを使っていました。柔軟剤はSoftlanというものを使っていました。なんとなく日本でも聞いたことのあるソフランと同じかと思って買いましたが全然別物みたいですね(笑)特別良かったわけでもないですが、私は肌荒れするなどの問題は特になく使っていました。



はじめて私がランドリールームを利用したのは留学して3日目でした。大学寮のフラットメイトの先輩にランドリールームの使い方を教えてもらいました。一見ここまでだと親切な先輩に聞こえると思いますが、この先輩が原因で洗濯をする羽目になったんです… この先輩はこの日寮の中に猫を連れてきてしまいその猫が私が部屋のドアを開けた瞬間にすり抜けて、なんと私の部屋に入ってしまったんです。その結果、どこから来たかも知らない猫にベッドにまで上がられ気持ち悪くそのままでは寝れないためすぐに洗濯することになりました。今となっては、その先輩にもいろいろと教えてもらい、助けてもらったので、笑い話ですがその当時は猫をフラットに連れてきてしまうとんでもない隣人でした🤣



ランドリールームの予約は争奪戦。

共有ランドリールームは予約制です。

共有ランドリールームというくらいだから一度に何人も使えるように用意されていると思ったら間違いでした。私の大学寮の場合はそうだったというだけかもしれませんが、ランドリールームは一つの建物に一つしかありませんでした。そしてランドリールームは一度に1人だけ使用できます。つまり、私の住んでいた寮にはおよそ60人が住んでいたので、60人ほどで1つの共有ランドリールームの予約を奪い合うわけです。

すでに大変な争奪戦なのですが、それだけに留まらず、なぜか同じ大学寮のブロックにある隣の寮からも私が住んでいた寮の共有ランドリールームまで使いにくる人もいたんです。そもそも隣の寮からも予約が出来るシステムが信じられないのですが、友人によると私が住んでいた寮の共有ランドリールームは他の棟のものに比べると、大きな窓があるためよく換気ができ明るかったからだそうです。確かに薄暗くて換気ができないランドリールームは嫌だけど、私の寮の共有ランドリールームの予約までひっ迫させないでーと思っていました😫

そんな状態のため、共有ランドリールームの予約は計画性が命です。大体土日は出掛けたい人は平日の夕方か夜に予約していたり、逆に土日は家でゆっくりする人は土日の昼間にランドリールームの予約をしていました。

私の大学寮では1度予約するとその予約の時間が終わるまで次の予約はできませんでした。(予約を変更は可能でした。)私の大学寮の予約システムはデジタル化されていましたが、別にスマホで出来るとかではなく、ただ寮の入り口にデジタルパネルがあるだけでした。集合住宅によっては鍵をかけるタイプのアナログなものもあるみたいです。写真を持っていないので、ぜひ「Laundry in Sweden」などで調べてみてください。



私の大学寮では争奪戦が繰り広げられていたので、この日のこの時間で予約したい!という場合は1週間以上前に予約しなければいけないほどでした。そして、システム上は月に6回無料で(というか家賃に含まれている)洗濯と乾燥ができるのですが、実際は週1回多くて月5回ほどの利用でした。

下着などは足りなくなれば手洗いして部屋で干しておけば部屋が乾燥しているので次の日には乾いていますが、バスタオルなどは部屋で洗濯するのも大変なので多めに買っておき、1週間に一度まとめて洗っていました。バスタオルといっても嵩張るので小さめのものをIKEAで買っていました。




ちなみに私が住んでいたのはルンド大学のEDDANという寮でしたが、その寮では朝6時から9時、9時から12時、12時から15時、15時から18時、18時から21時、21時から24時というスケジュールで一回の予約で3時間利用できました。そして、夜中の24時から朝6時まではシステム上予約はできないのですが、誰も使っていなければその間そこを利用できました。最悪の場合はその時間で洗濯すればいいということも例の先輩に教わりましたが、無事そんな最悪の場合はなく2年間過ごせました(笑)