先月ロンドンに到着してからしばらく経ちますが、ロンドンで今、出来ることを思い、日々、イベント検索サイト(https://www.eventbrite.co.uk/)で気になるイベントを探したり、行っておくべき美術館や博物館、有名建築や都市デザインを検索したりしています。

そこで見つけた1つ目のイベントが前回の記事で紹介したレクチャーでした。


しかし、ロンドンといえば無料の博物館・美術館もたくさんあり、行こうと思えばいつでも行けると思って結局行かずじまいのところも結構多いです。(他のヨーロッパの都市の美術館は有料のことが多くて、〇〇パスなどを買ってここぞとばかりに網羅しようとしてしまいますが🤣)



ところが、今回、ロンドン博物館(Museum of London)が2022年12月から2026年まで閉館するという情報を聞きつけて急いで行ってきました。現在の場所から近くの新しい開発地に引っ越しするようです。


ロンドン博物館はロンドン西部のバービカン(Barbican)というエリアに位置しています。



この建物の周辺も貴重なものが多いので、博物館が引っ越した後このエリアがどうなるのかも気になるところです。

そして引っ越し先はより駅に近くなるみたいです。



計画の模型も現在の博物館の中に展示されていました。既にリニューアルオープンが楽しみです。

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ロンドン博物館の展示では、ロンドンがロンドンになる前の紀元前の様子から、ロンドンの大火事、戦時中、そしてロンドンオリンピックまでが網羅されていました。

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紀元前の様子は正直、どの博物館も似たような感じで、こんなもんかぁと思ってしまいましたが(笑)、ロンドンがロンドンらしくなってくると模型や当時の様子を表すコレクションがたくさんあるので、楽しむことができました。江戸東京博物館が好きな人は好きかもしれません。正直、古いコレクションとして集められたものも現代のロンドンと変わらないところも多くて笑えました🤣



ロンドン博物館は他の美術館や中心部から少し離れたところにあるので、ちょっとわざわざ行く感じがしましたが、ロンドン博物館だけでなく、そのエリア一帯が面白いので行ってみることをおすすめします。特に、建築は現代的なものから歴史的な建築が入り混じり、不思議な空間でした。

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その中でもバービカンセンターザ・ブルータリズム建築という感じで歩いていて楽しかったです。地上階にいるのか橋の上にいるのか分からなくなる感覚は、まるでMC Escher のRelativityの絵画の中みたいでした(笑)

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建築を勉強していた時は正直、ル・コルビュジエやブルータリズム建築は単純にデザインを見ていてそんなに好きではなかったのですが、今回ロンドンに来て、バービカンセンターやこの前紹介したBrunswick Centreを都市デザインの考え方でみると、(やっぱりブルータリズム建築の特徴全開の色味や材質は天気の悪い日のロンドンでは最悪な気はしましたが、)公共スペースの配置や機能性、アクセスを考慮したデザインを考えると、機能や効率、シンプルさを追求したことでむしろ良い部分もあるなぁと感じました。2年間で見方が変わったことに我ながら感心しました(笑)また勉強し直したい。。。

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中央には学校や教会、そして植物はもちろん、水も流れていてとても素敵な空間が広がっていました。(たまたま天気が良い日でそう思えただけかもしれませんが、、、😅)鳥もたくさん集まっていました。また、集合住宅はもちろん、バービカンセンターには図書館やシネマ、カフェやレストランもあります。

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集合住宅のベランダには植物がたくさんあったのですが、ブルータリズムの無機質な景観をよくするために決められたルールなのでしょうか?🧐

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図書館は自由に入れるので入ってみました。ドラマ「名建築で昼食を」のような気分です(笑)

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帰りにはそこのカフェでコーヒーを飲んでから帰りました。バービカンセンターの中には自由に使えるテーブルもたくさんありましたが、そこは学生などでほぼ満席!カフェの中もパソコンに向かって作業している方も多く、落ち着いた雰囲気が素敵でした。

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ちなみにこの近くにバンクシーの作品もあります。イッテQでもロケ地になってました(笑)探してみてください😎

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いかがでしたか?ロンドン博物館はしばらく閉館しているので、これからロンドンを訪れる方にはロンドン博物館の情報は参考にならないかもしれませんが、バービカンセンターはとても楽しかったのでおすすめです。ぜひ訪れてみてください。それでは!